10年目の日本シリーズと来季の構想
パリーグのCSは、順調にファイターズが勝ち上がってきて、札幌に乗り込んだ初戦。
プレーオフでは登板していなかった川上が先発したが、初回から大炎上。
第2戦は、ボタンを押して、結果を撮り損ねたが、今津(伊良部)がゲームを作って、打線も援護し、敵地で大きな1勝。
富山に戻ってきての第3戦。峯川(皆川)が1点で抑えて試合を作るものの、なかなか追い付く事ができなかったが、中盤で鮮やかな逆転勝ち。
省エネ投球で8回まで投げ切り、圧巻のピッチングだった。
調子が良かった門倉を第4戦の先発に送り出す。シーズン中は、よく打ち込まれるシーンが多かったが、この日はシーズンベストと投球内容。
打線も爆発し、最後は、育成中の横山を投入できるぐらい余裕な試合だった。
そして、第5戦。なかなか本調子じゃない金髪のエース獅子堂が登板できないので、プレーオフで好投した朝倉をマウンドへ。
試合は同点のまま、10回裏へ。
阿部が富山スタジアムの満員のスタンドにサヨナラホームランをぶち込んで、再び日本一に。
さて、シーズン戦った選手はお疲れ様だが、ドラフトで戦力の入れ替えをしないといけない。
まずは、逆指名で中継ぎ投手が補強されるので、年齢的と今シーズンの成績から久本を自由契約に。
晩年は守備固め要員だった英智も、スタメンの外野手(土井、大嶋、伊藤)が守れるようになってきたので、構想外に。
また、土橋勝征が晩成なのか、巧打の伸びも悪く、守備系のあちこちパラがカンストしていて、思った程ではないので今シーズンで解雇。
さらに、アレクシオが来期、衰えが出始めると工藤公康トレーナーからのレポートがあり、急遽スカウトを海外に派遣し、ドラフトに望む。
松岡勇二の指名後、社会人捕手の杉本春雄が余っていれば、2位指名のつもりだったが、そんなに甘くはなく、あっさり他球団へ。
で、スカウトの注目度は高かったのに、指名されていなかった前田幸長を獲得。3位指名を悩んだが、
阪急や日ハムなどで活躍した高校生の中嶋聡を獲得。好リードのスキル持ちだし、杉本の代わりにというのはアレだが、将来性のある捕手を取れたのではなかろうか。
アレクシオの代役で見つけてきた外野手中にガルシアという実在グラの選手を発見。
守備もまずまずだし、大砲のスキル持ちだった。
8000万ぐらいの年俸だったので、典型的な外国人のホームランバッターの予感で獲得。
改めて調べてみると、メジャーリーガーだし、日本は2シーズンだったけど、韓国に渡って、打ちまくったみたいだし、WBCのメキシコ代表だし、カターレ初のメジャーリーガーと思えば、素晴らしい選手ではなかろうか。